正確な局所加熱

金属の精密加工に欠かせない切削工具やドリルの先端には、カーバイド(超硬合金)が使用されています。
このカーバイド(超硬合金)のチップ(刃)を取り付ける、あるいは、摩耗したチップを付け替えるための先端加工は、カーバイドが非常に硬いため加工方法が限られています。

用途別適用事例:カーバイドの先端加工

様々な径のドリルビット(0.25"~1.5")は、スチールのドリル軸に超硬切削先端加工を必要とします。
約1900°F(1037°C)のろう付け温度は、誘導加熱に適しています。
時間は、直径0.5"での11秒から直径1.5"での32秒の範囲です。

カスタム4ターンヘリカルコイル(可変サイズ用)のセットによる20kWの誘導加熱装置において、カップリングと加熱効率が最大になります。

誘導加熱(IH)のカーバイドの先端加工適用事例動画

高周波誘導加熱(IH)活用による利点

誘導加熱(IH)による再現性の高さと局所加熱でスループットを向上させます。

カーバイドの先端加工
  • 迅速な昇温、冷却のサイクルを高い再現性で実現
  • ヒートゾーンを正確に局所加熱
  • 生産ラインへの容易な統合