クリーンに溶解
先進のソリッドステート技術による誘導加熱電源を活用した高周波誘導加熱装置は、信頼性・再現性に優れ、非接触でエネルギー効率の高い加熱を短時間に行います。
誘導が溶解した金属の中に渦電流を生成し、それにより発生する力で攪拌作用を起こし、非常に均一な製品を生み出します。
誘導加熱(IH)の浮遊溶解適用事例動画
誘導加熱(IH)活用による利点
高周波誘導加熱(IH)は、加熱が早く温度勾配を制御することができ、結果として一貫した品質を得ることができます。
鉄も非鉄金属も誘導加熱炉で溶かすことができます。
誘導加熱による溶解の柔軟性と清浄度は、旧式の製鉄所や鋳物工場には真似できない優れた方法です。
誘導加熱炉に使われる高周波電源の出力レンジは、金属やアプリケーションによりますが、1から20kWです。
金属溶解のセットアップ
溶解しようとする金属を、グラファイトのような非導電性の耐火材料で作られた、良く断熱されたるつぼの中に入れます。
断熱は放射による熱損失を軽減する為に必要です。
るつぼは誘導コイルの中に置かれRFパワーがかけられます。
金属は溶解され、利用方法によっては液体状に維持されます。
必要な材料
溶解される金属:導電性であることが必要
るつぼ:非導電性
るつぼの回りの断熱材
誘導コイル
熱源:信頼性、再現性に優れたAmbrellの電源が最適です。
一般的な応用
- 鋳造
- 金属部品の接合
- たとえば航空機エンジンのタービンブレードなど;
複雑な形状の部品の機械加工の為に、保持の目的で使われた柔らかい低融点の金属を落とすため。
純金属の溶融温度
アルミ | 660°C |
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銅 | 1083°C |
グラファイト | 3717°C |
鉄 | 1536°C |
モリブデン | 2610°C |
ニッケル | 1453°C |
プラチナ | 1769°C |
チタン | 1668°C |
金属溶解のアプリケーションノート
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